3人揃って顔を合わせるのは初めてとはいうものの、以前から交流を持っていた3者。

ポーター(・ロビンソン)は、以前からkors kの作るゲーム音楽などの大ファンで、プライベートでも親しい間柄。またKSUKEとは<ULTRA CHINA>や<ULTRA MIAMI>といった海外フェスで幾度か顔を合わせてきたという。そんな接点を持つ3人だけに、ゲーム音楽を中心にした対談は和気藹々と、和やかなムードでスタートした。

 収録は4月末の東京・芝浦のスタジオ。5月31日(木)に東京・マイナビBLITZ赤坂で行われるヴァーチャル・セルフとしての初来日公演を前に、一旦プライベートで来日中だったポーターを囲む形で番組は進行。3人の馴れ初めから、ゲーム音楽の魅力や現状、EDMシーンへの影響にまで話は及んだ。

 

日本のゲーム音楽から大きな影響を受けてきたというポーター。「特に2000年代初め頃のゲーム音楽にノスタルジックなフィーリングを感じる」と語ると、「じゃ、なぜマリオじゃなかったの?」と率直な質問が飛ばされたりも。ゲーム音楽に精通した3者ならではの興味深い対話が繰り広げられた。

先日、ダンス・ミュージック界のトップDJ、あのカルヴィン・ハリスをして「僕がEDM界に舞い戻るきっかけを作ってくれた」とまで言わしめたヴャーチャル・セルフ。

 

ポーターは、そのヴァーチャル・セルフというプロジェクトを立ち上げた理由や、ポーター・ロビンソン名義による活動との違いについても言及。ヴァーチャル・セルフの来日公演に関しては「日本のゲーム音楽に影響されたヴァーチャル・セルフのライヴを日本で行なうのは、他の国で行なうライヴとは違っている。特別な意味合いを持っている」と熱弁。ひと足先にアメリカでヴァーチャル・セルフのライヴを体験したというKSUKEの感想なども交えながら、これまであまり紹介されたことのなかったヴァーチャル・セルフのテーマや世界観について紐解かれていった。

勿論、日本が大好きで、何度も来日しているポーターのこと、日本のアニメや映画、お気に入りのラーメン屋などの話題も飛び出した。

 番組収録後、「こんなきちんとしたセットの日本のTV番組に出演するのは初めてだったし、kors kやKSUKEと楽しく話せて、しかもEXILEのメンバー(MC担当の黒木啓司)とも会えるなんて、すっかり日本のセレブになった気分だよ」と嬉しそうに語っていたポーター。特に感激したのは「kors kの曲”Love Is Eternity”について語れたこと。凄く懐かしくて想い出深い曲なんだ」との感想も寄せてくれた。

 

ゲーム音楽に対する情熱を共有し、音楽シーンを牽引するポーター、kors k、KSUKEの3者。ゲーム音楽への愛は勿論、互いへのリスペクトも大いに感じられる対談だった。

 

TEXT by Hisashi Murakami

 番組情報

AbemaTV「bpm」

bpm interview guest:ポーター・ロビンソン ✖ kors k ✖ KSUKE

放送⽇時:5/19(⼟) 21 時〜 Abema SPECIAL チャンネルにてオンエア

番組MC:⿊⽊啓司(EXILE) サブMC:DJ SOULJAH