THE冠
THE冠 本当に帰ってきたヘビーメタルTOUR2014
2014.04.28 mon at TSUTAYA O-WEST
open 18:30/start 19:00
『THE冠 本当に帰ってきたヘビーメタルTOUR2014』ファイナル、しっかりたっぷりの~んびり!
THE冠、2013.10.23に発売されたNEWアルバム「帰ってきたヘビーメタル」引っ提げてのリリースツアーファイナル!
2014.04.28 (mon) at TSUTAYA O-WEST、開演前にも関わらず、会場内は既に熱気が充満している。あつい、着てくる服を間違えた。
19:00少し過ぎて、待望の開演。
スクリーンに映像が流れ、雷鳴轟き白い光が会場を貫く。
荘厳な音楽と共にTHE冠のバックドロップが掲揚される中メンバー入場。オーディエンス各々が掲げるメロイックサイン、これぞ鋼鉄ライブの幕開けと言えるだろう。これ以上ない程の期待感、そして、「ただいま」の台詞と言えば…「帰ってきたヘビーメタル」だ!
一曲目からもみくちゃの汗だくの会場となる。
続いて、ミドルテンポのメタルナンバーと思いきや爽やかメロディアスなサビがグッとくる「帰郷」、ブイブイベースにドカドカ迫ってくるバスドラ、コーラスとボーカルの気持ちいい掛け合い、超速たまらないギターソロ、韻を踏んだ歌詞のリズムの「ヘッドバンキン謝罪行脚」。
サラリーマンメタルという新ジャンルに、ボーカル冠徹弥のリリックが冴えわたる!
笑いの絶えない冠節炸裂のMCを挟みつつ、「ヘビーメタルかましマスカラ!」と「マスカラ」、久しぶりに演奏するという「ブラックサガス」が続く。「サンダーロード、哀罠メタル」辺りから、リフトからのダイブが散見。
6、7曲目だが体感時間ではあっという間なので、THE冠ファンはワンマンで長いのに早くからすごい元気があるなと驚く。
哀罠メタルのエンディングのキメ「照明さ~ん、顔」もバッチリと決め、素晴らしいステージングを見せつけた。
と、ここで、しっかりたっぷり激しいながらも、の~んびり、ケガや体調には気をつけながら「しっかりたっぷりの~んびり」やっていこうという暖かいコメント。
お次は「エビバディ 炎」合間で顔芸から、マイクのコードを回しビブラートを掛ける技、「あんた、いつまでヘビメタやってんの、あんたもうすぐ43やで」の下りと盛りだくさん。実はこの下りもう6年になるということであった。
歌い終わり一旦冠徹弥のみステージ袖の方へ。
ベースTHUNDERが、今回のツアーの話から「本当はキャバクラとか一回も行った事ないんですけど」というコメントもはさみつつ「俺なりのペインキラー」の頭を歌うと、いつもの鉄兜衣装から、サングラスに黒ベストの衣装にチェンジした冠徹弥登場。下手上手とステージを縦横無尽にかけオーディエンスを煽りながら「あの部屋から」へと続いていく。
先のMCをいじったり、先日のラジオの話、20年以上メタルやってて色々あったけど18年前の「バカWhat?」の曲で生きる元気をもらえたという人が居てやってて良かったと思った話等「しっかりたっぷりの~んびり」の、の~んびりの時間を満喫させてくれた。
予定になかった「バカWhat?」のサプライズ演奏の後は、「戦う心、貫く魂、それが、ヘビーメタル!」…「最後のヘビーメタル」ここから後半戦、息もつかせず駆け抜けて行く。
「パーティーソング」ではタオル回しの花が咲き、「花占い」モッシュピットが会場後方まで広がってサークルモッシュが目前に迫る「中3インマイドリームス~行ってみたいなL.Aに~、糞野郎、傷だらけのヘビーメタル」とラストまで一気に畳み掛けアンコール。
アンコール明けの「Riki 力、担がれた冠」ではラストに相応しく最高潮の暴れっぷり、リフトからのダイブが沢山の中幕を閉じた。
まさに、しっかりたっぷりの~んびり!メタルの醍醐味をた~っぷりと味わうことの出来たワンマンであった。
本日の余韻を引きずりつつ、”THE冠”主催のイベント情報!
「大冠祭 2014 〜 メタル縛り 〜」と題したイベントが9月23日 川崎CLUB CITTA’ にて開催されるようだ!暴れっぷりが楽しみである。
現在発表されているアーティストは、[THE冠] [Aldious] [NoGoD] [SEX MACHINEGUNS]の4組!
熱い夜になること間違いなし!
[TEXT by N-yukano ]
[PHOTOS by YUJI HONDA]