チームしゃちほこ
チームしゃちほこサマーフェスティバル
~スクランブる!?野音ライブSP~略して”しゃちサマ♪”
2013.07.28 sun at 日比谷野外大音楽堂
open 16:30/start 17:30
雨も吹き飛ばす 名古屋からの刺客!
チームしゃちほこ 初の野外ワンマン大成功!
7月28日、日比谷野外音楽堂にてチームしゃちほこのワンマンライブ「チームしゃちほこサマーフェスティバル~スクランブる!?野音ライブSP~略して”しゃちサマ♪”」が開催された。
初めての野外ワンマン、さらに過去最高の3000人動員となる今回のライブ。会場には、Tシャツやはちまきなどそれぞれの推しメンカラーのグッズに身を包んだ観客が、今か今かと開演を待ちわびていた。
提灯が飾られたステージの上に和太鼓隊が現れると、力強い太鼓のパフォーマンスでいよいよライブの幕が開ける。ギンガムチェックの新衣装で登場したチームしゃちほこの6人は、そのまま1曲目「いただきっニッポン!~おみそれしましたなごやめし~」を披露した。
メンバーに呼び込まれ、本日のMCである南海キャンディーズの山里亮太が登場。すると、しだいに怪しくなる雲行き…「俺が出て来た途端に雨が降ってきた」と自虐的な挨拶で会場を盛り上げた。
おなじみのメンバー自己紹介のあとは、「雨なんかに負けるなよー!」と力強い声とともにライブがスタート。すると、なんと、本当にすぐ雨が上がったのだ!空をも味方につけたメンバーは『乙女受験戦争』『ピザです!』を披露し、いきなりのアッパーチューンの連続で早くも会場を熱く湧かせた。
企画コーナー”全力!太鼓でイス取りゲーム”では、熾烈なイス取り争いと、なぜかじゃんけんで決めることになった決勝戦ののち、秋本帆華が優勝。開始前のメンバーの予想通りに、1番最初に負けてしまったのは安藤ゆずで、罰ゲームの”全力暴露”では、眉毛が薄く「まゆハゲ」と呼ばれているという秘密を明かした。さらに、大黒柚姫は太鼓に合わせて全力ダンス、伊藤千由李は山里に向かって告白、咲良菜緒は一発ギャグでコマネチなど、それぞれ体を張った罰ゲームを行った。
再びライブに戻ると、コミカルな歌詞が可愛い『お願い!unBORDE』、「つけてみそみそ♪」のフレーズが一度聴いたら耳から離れない『首都移転計画』、さらに『サマラバ』ではこの曲の振り付けを担当したてぃ☆イン!がステージに登場し、メンバーと共にキレキレのダンスを披露した。
トークコーナーでは”しゃちほこ三者面談”と題して、山里と店長こと長谷川マネージャーにメンバーが様々な相談をする…はずなのだが、出てくる質問は「緑の野菜が嫌い」「おすすめの映画は?」など、なんともゆるーいものばかり。そんななか伊藤からの「アイドルもリアクション大切ですよね?」という質問では、店長の提案で「熱々おでんを食べてみよう」ということになり、安藤が熱々のおでんをたべてる”てい”で迫真のリアクション芸を。意外にも(!?)かなりリアルなリアクションを披露した安藤に、会場も大いに盛り上がった。
だんだんと日も沈みはじめ、色とりどりのサイリウムの光に包まれる会場。ライブ後半戦は『そこそこプレミアム』からスタート。『ごぶれい!しゃちほこ でらックス』では秋本が神輿に乗って登場し客席を煽るなど、遊び心たっぷりの演出で盛り上げる。つづけて『恋人はスナイパー』では「ハー!」の掛け声、『トリプルセブン』では観客もみんなでジャンプ!と一体感のあるライブを展開し、ラストの『でらディスコ』では、ミラーボールのように煌めくサイリウムとたくさんの歓声のなか、最後まで元気いっぱいなパフォーマンスを披露した。
アンコールでは『マジ感謝』を歌ったあと、メンバーがそれぞれ挨拶を。咲良は「雨が降って心配だったけど、自然に勝てる力があるんだなと思った」とライブの成功に自信をのぞかせ、秋本は「この景色を思い浮かべながらレッスンをしていた」と、超満員の会場を嬉しそうに見つめながら感謝の気持ちを伝えた。
そして6人は新曲『尾張の華』を披露し、さらに『乙女受験戦争』では和太鼓隊の演奏や山里も加わり、”まさにお祭り”といった様子の賑やかなステージに、会場は多幸感いっぱいの笑顔で溢れていた。
「まだまだ物足りないですよねー!楽しすぎて意味わかんないんですけどー!」と、鳴り止まない拍手のなか登場した6人は、ダブルアンコールで再び『トリプルセブン』を披露。ここまで約3時間、盛り上がりっぱなしの観客にトドメを刺すかのような力強いパフォーマンスに、会場はこの日1番の熱気に包まれた。最後は「支えてくれる人、マジ感謝!」と感謝の気持ちで締めくくり、チームしゃちほこの初の野音ワンマンは大成功のうちに幕を閉じた。
[TEXT by Reina Hikasa ]
[PHOTOS by Soshi Setani]