清木場俊介
ROCK&SOUL 2013 “FIGHTING MEN”
2013.6.30 sun at TOKYO DOME CITY HALL
open 17:30/start 18:30
「”FIGHTING MEN”清木場俊介」東京、アツい心意気を感じた一夜
5月からスタートしている全国ツアー「清木場俊介 ROCK&SOUL 2013 “FIGHTING MEN”」今日はその東京公演2日目。
TOKYO DOME CITY HALLには、開場のかなり前の時間から、アツいファン達が長蛇の列をなしていた!
いよいよ開演。18:30、定刻通りにスタートだ。暗転、そして赤く照らされる会場。
この日を待ちわびていたファン達の「清木場!清木場!」というコールが会場中にうねりを伴って響き渡り、今宵のステージへの期待感がますます高まっていく。そして清木場登場。
「ROLLING MY WAY」「FLASHBACK」とロックな生き様を語りかけるナンバーに、アリーナからバルコニーまで、ホール中の全員がスタンディングし拳を突き上げている。のっけから会場は大きな熱気に包まれた。
MCをはさみ、「五日間・・・・・・バックレよう」から、サックスがいい味を出しているミディアムナンバー「Long Ride ~エバビーチの果てに…~」へと続き、「ONE」から少しゆったりと爽やかな風が吹き抜け、今度はホール中がスウィングと手拍子により一体化していく。
この一体感、スゴいぞ。
「昨日も良かったけど、今日も相当良いね。今年からは毎年全国まわって皆に会いにいきたいと思ってます!」とアルバムから2曲披露したのは、アダルトな雰囲気で始まった「馬鹿が見てる」と「色の無い世界」。
両曲とも音源で聴いても素晴らしい楽曲だが、ここではライヴならではと言おうか、天へと挿す様な白い光の演出が、音や歌詞と相まって言葉に出来ない、なんとも印象的な効果を生み出していた。
続くMCで「色の無い世界は4-5年前の心境。それを浄化したい」と語る清木場に、ああ、さっきの感情は心が浄化される様なのかと気づかされる。
その流れのまま「最後の夜」「雫」「君の掌で…」とバラードが3曲続き、MC。ツアーや楽曲への気持ちをしっかりと伝えてくれた後は、「清木場相談室」のコーナーへ!その名の通り、俊兄ぃ(清木場俊介)が皆のお悩みに答えてくれちゃうというコーナーだ。
清木場が相談内容を読み上げ答えるだけではなく、会場が「てけてん!」と効果音をしたり、相談者とマイクでコミュニケーションしたりと、アットホームな雰囲気溢れる相談室。色々な相談に楽しく答えていった清木場だが、その中で、今日会場に一緒に来ている子にライブが終わった後想いを伝えたいので「愛のかたち」を唄って応援して下さいというリクエストが!勿論清木場は快くサビを唄いそして「成功しますように。」という言葉を贈る。
「ここから後半!」とレインボーのライトが会場中を駆け巡りギターバトルから始まった「僕らの絆 ~仲間への手紙~」では合唱、そして虹色に光るFighting Menのボードがステージの上の方に出て来た「JET」では皆タオルをぶんぶんと振り回して盛り上がる!ギターを手にし奏でた「唄い人」はフォークロックなイメージの楽曲に痺れる。「again」「さよなら愛しい人よ…」ポップな曲調で、そこまで重く聴かせない歌唱ながら、時折胸がぎゅっとなるような哀愁漂う感じがたまらない!
そしてラストスパート「GO!WAY!」「LONG MY WAY」跳ねて唄って今日の締めくくりに相応しい曲だ。曲中に、男、女、階ごと、ちびっこだけとわけたコール&レスポンスも行い、幅広いファン層が一緒になって盛り上がっている、皆仲間、清木場組(ファンの皆)だ!と思わせられるこの素晴らしさを実感する。
「東京最高!愛してる!」と、一旦捌け、アンコールへ。
「久しぶりにやりたい曲がある。」ピンスポットを浴びてしっとりと始まったのは、EXILE時代の曲「羽1/2」。
イントロが奏でられるとともに、感動~の言葉が周囲のファンから聴こえる。「今年で引退するHIROさんに少しでも感謝の気持ちが届くといいなと思ってます」と清木場。
そして本当のラスト曲は、「Fighting Man」。まさしく、”振り返んなよ!走り抜けて”という歌詞に清木場の発信するワード、エネルギーの根幹が詰めこまれているのかもしれないと感じた。
「まだまだもっと、すげーデカイ星をつかめるんじゃないかと思ってます、芯持ってやっていくんで皆これからも宜しく!」
「3、2、1、ロック最高!!」
かくして、清木場とファンの一体感、アツい心意気を感じた一夜は、大盛況の中幕を閉じた。
[TEXT by N-yukano ]
[PHOTOS by Kazuya Sekiyama]